Apple PENCIL

現実の紙とペンは接触したところに色が乗るのに対して、iPad ProとApple Pencilの場合は、ペン先と描画される液晶画面の間に薄いガラス板があるので、少しのズレが生じます。これはintuosの液晶タブレットとそのペンの場合より顕著に感じる部分なのでまあまあのマイナス要因です。iPadだけで精密に描きこむ必要がある場合は、多少の慣れが必要かもしれません。

iOSアプリはベクター系、ビットマップ系ともに、Illustrator、PhotoshopでおなじみのAdobeのモバイル向けソフトが使えるし、Appleのサイトでも事例が多く出ているProcreatというソフトが高機能と感じました。A4サイズのデータでレイヤーを何枚重ねても軽快に描画ができて、色の持ち替え、操作感など使い勝手がよい印象です。

描いた絵のデータはiCloudで同期してMacへ持っていって仕上げるなど、作業環境の往来もAppleデバイス間では超便利。また、ウェブサイトで資料を探す、メールをチェックする、音楽をかける、絵を描くのに疲れたら映画を観る…などがiPadだけで可能になるワークスタイルの簡潔さ、シンプルさはもう禅のレベルだと思うのです。

ペンの移動と描画結果のタイムラグは体感的には気にならないレベルで良好。ペンとガラス面のすべりも慣れによるところが大きく、ペン先とガラス面が当たるたびにコツコツという音が出るがそれさえも心地よくなってくる。一方、ガラス面の反射のほうが深刻と感じていて、マット系のフィルムを貼って写り込みを抑えているが、部屋の照明やスタンドライトの光などを紙よりも反射する点は仕方ない。そもそも画面が発光しているので照明はいらないとも思っていましたがスタンドライトはあったほうが目に優しいと思います。

iPadの本体カラーはホワイトモデルにしました。いつもiPhoneを買い換えるときはブラックモデルが基本なので、iPadもブラックで揃えたいと思っていたのですが、店頭で試し描きさせてもらったとき、フレームがブラックだとキャンバス部分がすごくせまく感じる気がしました。ホワイトだとキャンバスとなる部分が広くなったような気がして絵を描くときのストレスが軽減される気がします。

iPad Pro と Apple Pencil。デジタルならではのアンドゥとリドゥ、レイヤー構造の便利さなどはいまさら言うまでもなく、消しゴムツールを使ったあとに消しカスをはらおうと何もないガラス面をスカってしまうほどのリアルさで絵を描くのが楽しくなります。

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