キャッシュレス時代に向けた財布 ウルバーノジャケットパース

ここ数年のお会計シーン、決済事情を見直した

現金での支払いをほとんどしなくなった。僕の生活圏では、iPhoneのApplePayもしくは楽天ペイなどのQRコード決済での支払いで事足りる状況だ。交通機関もICカードの利用で乗車でき現金いらず。そこでふと財布というモノの在り方が気になった。

これまで使っていた財布はいわゆる長財布で、カードもお札も小銭もしっかりたくさん収納できる。大は小を兼ねるわけだから、たくさん入る分には問題ないのだが、要はその財布自体の大きさに違和感を覚え始めた。

今回は、長財布こそ正義、長財布こそ大人のたしなみと考えてきた僕が「果たしてほんとにそうなのか?」と、日常のお会計シーンや決済事情を見直し、財布を買い替えたという話。

長財布は大きい

端的に言えば長財布のデメリットは大きいという一点に尽きる。

メリットはあって、お札を折らずに入れられるので財布の中で数えやすい。小銭もしっかり収納できて端数合わせの粋な支払いも可能。カード類(クレジットカード、キャッシュカード、免許証、保険証、診察券、カードキー、社員証など)を重ねることなく、1枚1ポケットずつ割り振れる。長財布は、大きく開いて、お札やカードをスッと取り出す。こうした所作が美しく映え、支払い時にスマートな大人の印象を演出する。

しかしながら、そのサイズが一様に大きいのだ。特に小銭入れがついた長財布で、小銭が大量に入った状態だと、ジャケットの内ポケットに入れると重みで着崩れし(コマメに整理しろという話だが)、厚みで体型が変わってみえてしまう。

さらに今年の夏のように暑い日が続くと、ポケットに財布とスマホだけ入れて身軽に出かけたいと何度思ったことか。長財布はズボンのポケットに入れると1/3程度がポケットからはみ出すことも。イスにも座りづらいし、落としたりでもしたら炎天下で探しまわるという悲惨な目にあう原因ともなりかねない。

長財布は鞄に入れないといけないというのが自身の大前提なのだ。

財布の中身を厳選して小さい財布に移行したい

ならば小さい財布で済むように、普段の支払いシーンを見直して、財布に入れるべきものを厳選しようと考えた。

先に書いたように、現金は要らない気がしている。1ヶ月間、一度も小銭入れのチャックを開けなかったこともある。しかしさすがに現金無一文状態には不安があるのも事実。

例えば、子供と一緒に出かけて、子供の分の電車の切符を現金で買わないといけないとき。スーパーの駐車場で長時間停めてしまってゲートで小銭を払わないといけないとき。昔ながらの老舗のたこ焼き屋さんがクレジットカード不可だったとき。なので、やはり現金を入れるところは立派でなくてもいいけど何かしらは必要だということ。

カードポケットはクレジットカード×2枚、カードキー×1枚、交通系ICカード(PiTaPa)×1枚、免許証×1枚というように、最低5枚もあれば十分ということ。

キャッシュカード、保険証などは、別で鞄に入れている通帳入れと一緒にそっちにいれておこうとか。

まあ、それはそれはいろいろな場面を考えた。

2つ折り財布はどうか?

結局、必要なのは、お札入れるところ、小銭入れるところ、カードポケット5枚分くらいということがわかり、ならば、薄い2つ折り財布はどうか?と考えた。

余談だが、2つ折り財布は学生さんの印象があるのだ(個人の感想です)。しかしこの固定観念が古かった。以前に鞄を買ったことのある土屋鞄製造所なら、2つ折り財布もいろいろあるのではないかと久しぶりにサイトをのぞいてみた。長財布と2つ折り財布が見事にカテゴリ分けされている。これは期待できる。

2つ折り財布のページを見ていて、この一連のモヤモヤを解消してくれそうな一品を見つけた。ウルバーノジャケットパースという商品である。求めているものがほぼ叶いそうだったのでさっそく神戸店に実物を見に行ってきた。そして気づけば買っていた。帰ってから、考えたとおりに財布の中身を引っ越した。

レビュー:ウルバーノジャケットパースの良いところ

小銭入れの主張が少ない

「ほんの気持ちです」程度の収納力となっている小銭入れ。ちょっとしか入らない。でも今回はこれでいい。100円玉を3枚だけ入れている。案の定、まだ開けて使う場面はないのだが。

小さな作りですが、ファスナーもスムーズにすべるので開閉にストレスは感じない。

タテに深い構造が珍しくておもしろい

2つ折り財布は折りたたんだ状態だと正方形ないしはヨコに少し長い形状かと思う。ウルバーノジャケットパースは、タテに長い形になる。カードポケット4枚分をタテにレイアウトした構造だからなのか、おのずとお札入れの場所も深くなっている。これによりお札はもちろん、レシートや旅券、チケットなどの一次保管にも適している。深いので落としにくいということである。

それでいてトータル的に手のひらサイズのコンパクトさは保っている。

結果的に薄い

本革の財布はある程度しっかりしている反面、普通なら厚みが出てきてしまう。それでも同社ホームページに書いてあるサイズスペックは2つ折りした状態で1.6cm。実物を見てもこれはけっこう薄い。一般的な2つ折り財布の小銭入れ部分にあるパカッと開くフタ部分やボタンがないことが全体の薄さに大きく貢献しているように思う。

たたんだときの面積も小さいので、ズボンのポケット、ジャケットの内ポケットに入れてもかなりスマート。また革なので使っているうちに馴染んでさらに薄くなってくるのではないかと思われる。

デメリット

価格は一般的な革の二つ折り財布と比べると、中の上くらいかと思う。高いといえばそれまでですが、上記のように他の製品にはなさそうな発想とメリットがあるため、代わりを考えにくいのだ。

他に安くて似たようなものが見つからないので、個人的にはこの価格は許容範囲かと思う。

まとめ


正直なところ、もっと薄い財布はたくさんある。ただそれらの多くは、例えば、「カード類をまとめて重ねる」とか「マネークリップのような構造でお札が見えてしまう」とか、個人的に受け入れにくい部分が気になった。

カードを重ねると傷がついたり、最悪は磁気不良を起こす原因になるし、お札がむき出しというのも個人的にはちょっとやらしい感じがするので避けたい。

今回はあくまでも財布の体裁は残しつつも、コンパクトかつ薄い。という点を重視して選んだ。

「あんまり小銭を使わない」「カード類にはお世話になる」「財布を鞄に入れることなく身軽に出かけたい」などの場合、ウルバーノジャケットパースはかなり高いレベルで要求に応えてくれると思う。

加えて、革製品独特の手触り、エイジングなどは、ちょっといいものを持っているという満足感も与えてくれる。品質と加工技術で勝負している革製品の世界かと思いきや、時代のニーズなどをうまく取り入れた商品企画が行なわれていることに感心させられた。

どこでも見かける一般的な構造から一歩二歩個性を出すということは、ハマる人にはハマっていくということなのだろう。

僕にはなかなかドンピシャでした。スマホと財布だけで出かけられる快適さは何にも変えがたい。

 
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