カメラのレンズ。いいものはそれなりに高額で、頻繁には買い足せない贅沢品。でも、とくに単焦点レンズは楽しいし、画質もいいので好んで持って出かけています。
カメラはOLYMPUS PEN F。8年越しのPEN E-PL2の調子が悪くなってきたときに、お店で触って気に入ったカメラが「PEN F」。単純にデザインがかっこいいなと思って(値段は見ないようにして)ボディ単品を買いました。これにマイクロフォーサーズならではの小さな単焦点レンズを着けて、普段のカバンに入れて持ち歩いています。
これまで単焦点レンズは2本持っていました。やや広角よりで便利なので普段使いしているOLYMPUS 17mm F2.8(通称:パンケーキレンズ)と、家族や犬などを撮るときは換算50mm相当の標準域レンズPanasonic Leica 25mm F1.4。
それぞれにレンズの特徴はありますが、それなりに用途を決めて楽しく使い分けていました。けど、あるときからもう少し広角で撮りたいと思う場面が増えてきました。風景や建物、あるいは室内など。普段何気なく撮るものって大体こういうものが多い。
そこで、前々から気にはなっていたけど、ちょっと高いなあということで見送ってきたレンズ。それが今回買ってきたOLYMPUS ED12mm F2.0。




17mm F2.8パンケーキを使っていたことで17ミリの画角は理解していましたが、12mmとなると想像以上に広く映ります。17mmと12mmの画角の差は結構あるものだと実感しました。ただ、遠すぎるなあと感じるときは寄ればいいわけで、ひくことよりも寄ることのほうがいろいろなシチュエーションで現実的な気がしています。広いことは僕の場合はメリットです。
さらに17mm F2.8パンケーキと比べた場合、単純に画質の良さが際立っています。レンズの明るさの違いだけではない、なんというか透明感とか鮮度感みたいなものが圧倒的に高いです。Adobe Lightroomに取り込んでみると違いが顕著にわかります。
あとは、F2.0というレンズの明るさはどうなのか。これは夜のシーンでも手持ちでブレずに撮影できるといえます。PEN F本体の手ぶれ補正機能が効いているのかもしれませんが、暗いシーンでも手持ちで撮れる気楽さはうれしい。
Panasonic Leica 25mmは、F1.4の明るさで背景のボケ、描写力の高さともに満足度はもともと高かった。クリアでシャープな画質で、ボケも大きく美しいです。

今回のOLYMPUS ED 12mm F2.0が加わったことで、写真撮りますよっていう日はPanasonic Leica 25mm F1.4とOLYMPUS ED12mm F2.0の2本持ちで出かけることが多くなりました。