マトリックスレザレクションズ。さらなる続編に期待

20年ほど前。マトリックスという映画が公開されました。予告を見て、これ絶対おもしろいやつということで街の映画館に友だちと観に行きました。これが期待以上におもしろかったので一週間後にもう一回一人で観に行きました。終了間際の週末に最後の見納めに行きました。映画館で同じ作品を3回観たのは後にも先にもマトリックスだけです。

ストーリーはSFにはよくあるもので少し複雑でしたけど、説明臭くなることなく世界観とストーリーが描かれていて引き込まれました。(2回観てちゃんと理解できたというのが正直なところでしたけど)

何がそんなによかったのか。この映画の最大の魅力は、アクションシーンにおける映像表現だったと思います。

いやいや、登場人物のファッションがかっこいいとか、そこはかとないオタクっぽい世界観が理屈っぽいオタクに受けたんだとか。いろいろヒットした要素はあると思いますけども、僕はやはり映像だったと思うのです。

バレットタイムという撮影技術による映像がこれまでに見たことのないものでした。あまり詳しくないのでいい加減な印象で書きますけど、アクションシーンをスローモーションにしてぐるぐるといろんな角度から撮るというもので、これが新しかった。

酔拳とかプロジェクトAとか、香港映画のアクションシーンだってスローモーションにするし、別アングルで何度も見せたりします。それはそれですごいアクションだ!と興奮するんですけど、バレットタイムはスローモーションと複数アングルをいっしょに描く技術だったから新しかったのです。

これは主人公が弾丸を避けるシーンが象徴的です。本来一瞬の出来事の場面がスローモーションになったかと思うと、カメラが主人公を中心に回りはじめます。処理能力の高い主人公にはゆっくり見えている(能力が追いつかないキャラクターには一瞬の出来事に見えている)というストーリー上のつじつまを盛り込んでいるところも見事です。

アクションシーンにおけるスローモーションとカメラワーク。この発明を武器にしてシリーズ3部作は大ヒットを収め完結しました。

その後、マトリックスの世界観をそれぞれの解釈で描いたオムニバス作品「アニマトリックス」が登場しました。やはりこれもオリジナルの映像表現にリスペクトする形で、さらなる新要素の模索が見られるものでした。

そして今年。マトリックスレザレクションズが公開されたわけですけども、主要な登場人物や設定などは3部作を引き継いでいます。ストーリーは当時で完結していたため、オマージュというかそういった類のもので20年前のファンが喜ぶであろうツボをおさえた内容です。

当時ほどの感動や新しさはないものの、そうそうこれが映像革命の異端児「ザ・マトリックス」なんだよという正統な続編として楽しめました。世界観が好きなのでずっとシリーズを出し続けてほしい作品です。

 
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